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ナイキ社よ、社会的差別だけでなく、製品の差別までしようと言うのか?

ナイキ社が、グリーンピースの偽りの主張の犠牲になっている塩ビを利用して、自分たちの社会的に問題とされた前科から注意をそらそうとしている。

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ナイキ社は世界最大規模のスポ−ツシュ−ズ販売会社である。彼らは、自分自身の工場は2,3しか持たず、生産の大部分を、インドネシアやマレ−シアのような低賃金で劣悪な労働条件の国の"自由貿易地域"で行ってきた。

私自身も含むフランドル地方のクロロフィルのメンバ−は、昨年このような生産工場での社会的不正行為に抗議する全国的行動に個人的に参加した( action against the social malpractices in shoe factories)。ナイキ社と別のシュ−ズメ−カ−が、最低限でも社会的ル−ルを尊重した工場で生産したシュ−ズしか売らないという誓約書に署名するために招待された。私が知っている限り、彼らはまだそのような誓約書に署名していない。…

今度、グリーンピースはナイキ社が自社製品から塩ビを排除するだろうと発表した。つまり社会的差別が環境的差別と一緒になったのである。社会的及び環境的前科は、塩ビより環境にとって悪い製品を使う事によって、もっとひどい事になるのではないか。…

ナイキ社は(天然及び合成)ゴムやPUR(ポリウレタン)のような多種類の素材を使用している。塩ビはほんのわずかしか使われていない。私が知っている限り、ナイキ社は塩ビ以外の素材と塩ビについて環境に及ぼす影響を比較していない。それゆえ、このナイキ社の動きは、グリーンピースの怪しげな主張のみを根拠としているものである。このグリ−ン(らしくもない)多国籍PR団体は、同じ目的で使用した場合、塩ビに比べて20倍以上も環境を汚染し得る素材を、代替品として宣伝しているのである。 (ガス管用途の塩ビと代替品のライフサイクルというペ−ジを見て欲しい)...

ナイキ社は、多大な利益を得るため、いくつかの開発途上国で劣悪な労働条件を利用していると世界中から糾弾されるのを恐れているのだと、私たちは考えている。彼等は環境的な得点を挙げて注意をそらしたかったのであろうが、この場合は彼等の社会的な得点と同じ位まで立場を悪くしたと思うのだが。…


第三者団体からのいくつかの論評で締めくくると

CSIRO(高名なオ−ストリアの研究機関)は、最近の研究で建築目的のための塩ビと代替品の比較報告を更新した。この報告では、塩ビは他のいくつかの代替品と比べても、環境に悪い影響を及ぼさないという結論を得ている。 [49].

英国では、グリーンピースと多数の小売業者が包装と建築への(今後の)塩ビ使用に関して討論するワ−キング・グル−プを結成した。多くの意見発表が行われた後、そのグル−プは、"無所属の科学者たちを指名し、塩ビが人間の健康と環境に及ぼすインパクトについて、その論拠を性能の比較を基に再調査させる"事に決めた。

国立ビジネス&エコロジ−センタ−(NCBE)が、この目的にあった充分に広範な技術を提供できる少人数のチ−ムを作った。その結論は、以下の通りである [27]:

"本研究チ−ムは、最善の工業技術が適用されている場合、塩ビコンパウンドの生産・使用・廃棄処理と、ヒトの健康への実質的な危害とを結びつける決定的な科学的証拠を見つけるには至らなかった。同様に、最高の基準値を保証して行った製造・使用・廃棄処理が、重大な環境公害を起こしたという決定的な証拠は、見つからなかった。しかし過去及びいくつかの現在の生産方法や廃棄処理方法がこの最高基準値に達していない事がわかった。ヒトの健康や環境に危害が及んでいる所でも、塩ビ(PVC)がそれを他のプロセスや製品に切り換えれば問題が問題が解決するという、重要なファクタ−になっている証拠は無かった。"

グリーンピースのウェブ・サイトに対し、このチームの報告には次のようなコメントがある。

"グリーンピースの報告書の1つの問題は、選択力か批判的評価力に欠けている事だ。全ての研究が方法論的に絶望的な研究から最高級の研究まで同じ価値のものとして、塩ビ工業界を暗に葬る情報としてゴチャゴチャに引用されているのである。"

コメントのしようがない...

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 創 設:1998年9月6日
最終更新: 1998年11月18日

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