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反塩ビキャンペ−ンは、真に受けるものではない

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欧州議会議員への書簡

Stabroek, July 14, 2000.

宛先:欧州議会議員各位

先週欧州議会は、塩ビ製玩具に使われるフタレ−ト類の禁止範囲の拡大を採択した。そのことは、現状のどんなリスクからも子どもを守ることにはならないだろう。これは、欧州委員会の科学委員会である、毒性・環境毒性および環境問題に関する科学委員会(CSTEE)自身の科学者を含む、全ての主要な科学者の意見である。議会の意向とは反対に、塩ビを使わない玩具が本当に危険な可能性がある。何故なら昨年ベルギ−で、本当のヒト発ガン物質であるニトロソアミンが高濃度で含まれていたので、ゴム製おしゃぶりが市場から回収されなければならなかったからである。スウェ−デンの一流紙に掲載された次の社説は、欧州議会の議決内容に対する優れた要約である。

私たちが付け加えたいのは、グリーンピースが欧州のいくつかの国で塩ビ(およびフタレ−ト類)について半ば嘘(や全くの嘘)を何度も言ったことで有罪判決を受けており、昨年 オランダ広告規則審議会, から、フタレ−ト類を含む塩ビ製玩具を"有毒(toxic)"だと言ったため、有罪を宣告されたことである。


スウェ−デン

新聞名: Svenska Dagbladet
ペ−ジ: 第2面(社説欄)
題 名: 反塩ビキャンペ−ンは、真に受けるものではない
日 付: 2000年7月11日

(全訳)

既に数年前からグリーンピースは、塩ビに対して宣戦を布告していた。塩ビは、生態学的に接続可能な環境にはなじまない、自然に反する材料のシンボルになった。しかしメディアや政策立案者が注目したのは、グリーンピースが塩ビ玩具は子どもに危害を与える可能性があると主張し始めた時からであった。実際には、警告は塩ビそれ自体ではなく、いくつかの用途で使われている可塑剤についてである。警告の主旨は、塩ビから可塑剤が滲出し、健康問題を引き起こす可能性があるというものである。欧州委員会は6種類の可塑剤を禁止する立場を取ってきた。先週木曜日に欧州議会は、禁止令に全ての可塑剤を含めるべきと議決した。可塑剤がヒトに危険であることを証明する、説得力のある科学的証拠は存在しない。ただラットやマウスは、動物実験で可塑剤を大量に与えられると、ガンになっている。この試験結果を基にヒトの健康について出した推論は、信用できるものではない。世界中のガン研究者で最も尊敬されている学者のひとりであるBruce Ames教授は、マウスに高用量の投与を行うと、全ての化学物質のほぼ半分が有毒であると結論している。これは、人工の化学物質にも天然の化学物質にも当てはまることである。数年に渡る広範な研究の後、国連のWHOの付属組織である国際ガン研究機構(IARC)は、可塑剤DEHPがヒトに発ガン性を示す物質ではないとの結論に達している。中道派のPer-Arne Arvidsson議員が、欧州議会で塩ビ問題に関する報告担当者だった。他の中道派議員は1項目、つまり"塩ビ製品の他の用途、特に医療分野で使われる塩ビ製品について、再調査"を行うという提案を除いて、彼の制限案に従うことに決めていた。塩ビは耐久性があり、衛生的な材料である。衛生状態を保つことが重要であるため、病院や託児所には、どんな材料よりも塩ビ床材が選ばれてきた。塩ビ製の血液バッグは、それによるヒトへの危害の何の兆候も無く40年間使われている。ヒトの血液に入っても大丈夫なものを含む材料は、論理的に考えて玩具に使用しても安全と思われる。不幸なことに、真実は、最近の政策決定過程にわずかな役割しか果たしていない。グリーンピースは、容赦ないまた事実無根のキャンペ−ンを、私たちの子どもを武器にして行っている。もっと多くの政治家が、このキャンペ−ンが世をすねたこけおどしだと見抜き認めるだけの、市民としての勇気を持ち合わせることが必要である。EUは、この根拠の無い魔女狩りに参加すべきではない。

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